塩竈市の一森山に鎮まる陸奥国一宮で、同じ境内に志波彦神社が並び立っています。祭神の塩土老翁神は、東北を平定に来た武甕槌神と経津主神の道案内をした後もこの地に残り、人々に塩の作り方を伝えたとされます。安産や交通安全の神としても信仰を集め、仙台藩主の伊達家は代々大神主として祭事をつかさどりました。江戸中期に完成した朱塗りの社殿群は国の重要文化財で、境内からは松島湾の眺めが広がります。国の天然記念物の塩竈桜や、神釜を祀る境外末社の御釜神社など、見どころも多い社です。約30ヘクタールに及ぶ社叢は多様な植物や野鳥の住みかとなっており、地元では親しみを込めて「お山」と呼ばれています。
見どころ
- 宝永元年(1704)に仙台藩四代藩主伊達綱村のもとで完成した社殿。本殿・拝殿・門など14棟と石鳥居が国の重要文化財
- 国の天然記念物に指定された塩竈桜(シオガマザクラ)
- 約30ヘクタールの社叢「お山」。南北の植物が交わる地とされ、境内から松島湾の島々を見渡せる
- 境外末社・御釜神社には塩土老翁神ゆかりの四口の鉄製の神釜が祀られ、日本三奇の一つに数えられる
- 同じ境内に鎮まる式内名神大社・志波彦神社。明治期に岩切付近から遷座した
参拝の案内
- アクセス
- JR仙石線「本塩釜駅」から徒歩約10分
- JR東北本線「塩釜駅」から徒歩約15分
- 車は三陸沿岸道路「利府塩釜IC」が最寄り
- 駐車場
- あり 境内の東側〜北側に参拝者専用の無料駐車場が4か所(第1・第2・第3・バス専用)、合計約350台
- 参拝時間
- 鹽竈神社の門: 1〜2月5:00〜17:00、3〜10月5:00〜18:00、11〜12月5:00〜17:00(正月三が日は別途)。志波彦神社: 月により5:00〜6:00開門・16:00〜17:00閉門。閉門中も門の外の境内は参拝可
- 拝観料など
- 参拝無料(鹽竈神社博物館は別途。料金未確認)
- 御朱印
- 直書き・書き置き 鹽竈神社の御門を入ってすぐ左の窓口(祈祷受付と兼用)で、見開きに志波彦神社・鹽竈神社の両社分を直書き。初穂料は両社で500円。窓口の受付時間外は、御門を入って右手の授与所で書き置きのみ(開門中)。境外末社・御釜神社の御朱印は書き置きのみ(直書きは本社の窓口で受付)
- 御朱印帳
- オリジナル御朱印帳(鳥の子紙、16×11.5cm、1,500円)。全国一の宮御朱印帳(2,000円)も授与
- 混雑する時期
- 初詣客が多いことで知られ、正月はJR仙石線・東北本線が深夜・早朝に臨時列車を出す
- 7月第3月曜(海の日)の塩竈みなと祭。神輿が市内を巡り、約100隻の船を従えて松島湾を渡御する
- 4月第4日曜の花まつり
由緒・信仰
- ご祭神
- 鹽竈神社: 別宮 塩土老翁神、左宮 武甕槌神、右宮 経津主神/志波彦神社: 志波彦神
- 社格など
- 旧国幣中社・神社本庁の別表神社。陸奥国一宮(志波彦神社は式内名神大社)
- 創建
- 武甕槌神・経津主神を東北へ導いた塩土老翁神がこの地に留まり、人々に製塩を教えたのが始まりと伝わる。創建年は不詳
- 主な行事
- 鹽竈神社例祭(毎年7月10日)
- 志波彦神社例祭(毎年3月29日)
- 花まつり(4月第4日曜)
- 塩竈みなと祭(7月第3月曜・海の日)
- 御釜神社例祭(7月6日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(5件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。