薩摩川内市の中心部、亀の甲羅のような形の神亀山に鎮まる薩摩国の一宮です。天孫ニニギノミコトを主祭神とし、社殿の裏手には同神の陵と伝わる可愛山陵があります。山そのものを神として祀ったのが起こりともいわれ、平安時代には新田宮の名で記録に現れ、八幡の別宮として新田八幡宮とも呼ばれました。鎌倉時代の初めに火災を受けて現在の山頂に移り、江戸時代には島津氏の手厚い保護を受けています。嘉永年間に建てられた本殿などの社殿群は県の文化財で、国の重要文化財の銅鏡や古文書も伝わります。春の早馬祭や桜まつり、初夏の御田植祭の奴踊りなど、季節ごとの祭りでも地域の人々に親しまれています。
見どころ
- 社殿の背後には、ニニギノミコトの陵とされる可愛山陵があり、宮内庁が管理している。陵墓と神社が一体となった全国でも珍しい形。
- 嘉永3年(1850年)建立の本殿をはじめ、拝殿・舞殿・勅使殿・両脇の末社がまとまって鹿児島県の有形文化財に指定されている。
- 宝物殿には花鳥文様鏡など国の重要文化財の銅鏡3面と新田神社文書が伝わる。一般に見られるのは8月7日の御宝物虫干祭のときだけ。
- 御神木の大樟は薩摩川内市の天然記念物。降来橋の擬宝珠も市の文化財に指定されている。
- 亀の形をした神亀山の上に社殿が建ち、表参道(八幡馬場)は桜の名所で、4月上旬の桜まつりでは夜桜の提灯もともる。
参拝の案内
- 住所
- 〒895-0065 鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2
- アクセス
- 肥薩おれんじ鉄道「上川内駅」から徒歩約25分(Wikipediaでは約17分)
- JR九州新幹線・鹿児島本線、肥薩おれんじ鉄道「川内駅」からタクシーで約10分(路線バスもあるが系統・停留所は未確認)
- 駐車場
- あり 境内に約200台。料金は公式に記載なし。正月・早馬祭・御田植祭には臨時駐車場が設けられる
- 参拝時間
- 境内の参拝時間は公式に記載なし。祈願・御朱印・授与品の受付は9:00〜12:00、13:00〜16:00(祈願の最終受付15:45)。12月31日〜1月3日は時間延長
- 拝観料など
- 境内参拝は無料(有料の記載なし)。宝物殿の一般公開は毎年8月7日の御宝物虫干祭のときのみ
- 御朱印
- 直書き・書き置き 受付9:00〜12:00、13:00〜16:00。通常の御朱印は御朱印帳に直書き、限定御朱印は書き置き。2026年は桜の限定(3月14日〜)、御田植の限定(5月30日〜6月30日)、金の箔押し(7月15日〜)が出ている。初穂料は未確認
- 御朱印帳
- 見開きタイプの御朱印帳を2026年10月17日から授与(公式のお知らせ。デザイン・初穂料は未確認)
- 混雑する時期
- 正月(12月31日〜1月3日は受付時間を延長し、臨時駐車場を設置)
- 早馬祭(春分の日)と4月上旬の新田八幡桜まつり(公式で「賑わい」と案内)
- 御田植祭(6月。臨時駐車場を設置)
- 11月の七五三詣の時期(週末は行事が重なり、祈願の受け入れが限られることがある)
由緒・信仰
- ご祭神
- 天津日高彦火瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)。配祀に天照皇大御神、正哉吾勝々速日天忍穂耳尊
- 社格など
- 薩摩国一宮・旧国幣中社。神社本庁 別表神社
- 創建
- 神亀2年(725年)の創建と伝わる。ニニギノミコトの陵墓(可愛山陵)を祀ったのが始まりとされ、承安3年(1173年)の火災後に神亀山の山頂へ遷された
- 主な行事
- 歳旦祭(1月1日)
- 武射祭(1月7日)
- 早馬祭(春分の日。鈴懸馬=シャンシャン馬の奉納)
- 新田八幡桜まつり(4月上旬)
- 御田植祭(入梅の日の前の日曜日。奴踊りを奉納)
- 御神鏡清祭(7月28日)
- 夏越祭・六月燈(7月31日)
- 御宝物虫干祭(8月7日。宝物殿の一般公開)
- 例祭(9月15日)
- 御通夜祭(10月最終土曜日)
- 七五三詣(11月15日を中心に)
- 新嘗祭(11月23日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(7件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。