伊賀市一之宮に鎮まる伊賀国の一宮です。飛鳥時代の創建と伝わり、もとは山そのものを神聖視する信仰から始まったと考えられています。主祭神の大彦命は、古代に北陸方面へ遣わされた将軍として知られ人物です。のちに医薬の神・少彦名命と鉱山の神・金山比咩命が加わり、交通安全から商売繁盛、ものづくりまで幅広く信仰されています。江戸時代には津藩主の藤堂家が厚く崇敬しました。鎌倉時代にさかのぼるとされる獅子神楽は伊賀の獅子舞の源流といわれ、正月や春の大祭、12月の例祭で奉納されます。境内には桃山時代の三十六歌仙を描いた扁額など、県や市の文化財も大切に伝えられています。
見どころ
- 桃山時代末期の作とされる三十六歌仙扁額12面は三重県の有形文化財に指定されている。
- 鎌倉時代ごろに成立したといわれる獅子神楽は県の無形民俗文化財で、伊賀各地の獅子神楽の原型とされ、伊勢大神楽にも影響を与えたと伝わる。
- 慶長3年(1598年)に奉納された湯釜や石造灯籠は伊賀市の文化財。藤堂家が寄進した神領の文書など宝物も伝わる。
- 江戸初期の慶長14年(1609年)に再興された流造の本殿は、古代から続く南宮山への信仰を今に伝える社の中心。
参拝の案内
- アクセス
- JR関西本線「新堂駅」南口から三重交通バス(上野産業会館行)で「敢国神社」下車
- 伊賀鉄道「上野市駅(忍者市駅)」前から三重交通バス(伊賀支所行)で「敢国神社」下車
- 車は名阪国道「伊賀一之宮IC」(12番)からすぐ
- 駐車場
- あり 境内に参拝者用駐車場あり(伊賀一之宮ICから右手。台数・料金の記載なし)
- 参拝時間
- 社務所8:30〜16:00、祈祷受付9:00〜15:00(最終受付14:30)
- 御朱印
- 直書き・書き置き 通年8:30〜16:00に受付。祭典などの際は書き置きでの対応になる場合がある。毎月の花をあしらった月替わりの限定御朱印あり(2026年10月は秋桜、絵柄を選べる)。初穂料は公式に記載なし
由緒・信仰
- 社格など
- 式内社(大社)・伊賀国一宮。旧国幣中社。神社本庁 別表神社
- 創建
- 斉明天皇4年(658年)の創建と伝わる。古くは南宮山への信仰に始まると考えられ、貞元2年(977年)に金山比咩命を合祀
- ご利益
- 交通安全健康長寿医薬酒造商売繁盛大漁豊穣産業守護(採鉱・冶金)
- 主な行事
- 獅子神楽舞初祭(1月3日)
- 春季大祭・獅子神楽舞上祭(4月17日)
- 黒党祭(11月)
- 例祭(12月5日)・神幸式(12月4日)
- 満月祭(望の日)
Googleマップで経路を見る
参考にした資料(5件・2026-10-16確認)
参拝時間・拝観料・御朱印の受付・駐車場は変わることがあります。お出かけ前に公式の案内をご確認ください。